ご好評につき第2弾!
「超高齢社会のコミュニケーションデザイン」
第5回IGUDセミナーを開催

2019年11月28日、DNPコミュニケーションデザインが市谷DNPプラザで開催しました、第5回IGUDセミナーのレポートをさせていただきます。

DNPデジタルマーケティング時代のデザインメソッドIGUDは、IG(インフォグラフィックス:情報の可視化)と、UD(ユニバーサルデザイン:誰もが利用可能なデザイン)を融合し、“すぐに、だれでも、みてわかる”を実現するデザインメソッドです。

国内における65歳以上の人口が27%を超えた現在、【シニア層】はあらゆる市場における重要なターゲットとなっています。前回ご好評をいただいた「超高齢社会のコミュニケーションデザイン」をテーマとした第2弾といたしまして、今回は、「ユニバーサルデザイン」と「インフォグラフィックス」の第一人者とともに、シニアに“伝わる”情報発信を考えるIGUDセミナーを開催いたしました。

今回は、ユニバーサルデザインを長年研究・推進されている、株式会社ユーディット会長の関根千佳様によるご講演と、国内におけるインフォグラフィックスの先駆者である株式会社チューブグラフィックス代表取締役の木村博之様とIGUDプロジェクトチームによる、IGUD5原則[SCALE]視点での、シニア向けデザイン改善プロトタイプをご紹介するセッションを実施。「見てわかる、理解しやすい」情報コミュニケーションについてお話いただくと共に、DNPのIGUDを活用したシニア層向けソリューションをご紹介しました。金融・IT・食品・出版・医療・介護・インフラ・通販業界など、約80名の方々にご参加いただきました。

基調講演 「世界から日本は30年遅れ? 情報のユニバーサルデザイン」

株式会社ユーディット会長 同志社大学客員教授
関根千佳 様

設計段階からより多くの人が使えるよう考慮する「ユニバーサルデザイン」の観点から、すでに高齢化の進んでいる日本で、シニア向けにどのような製品づくり・取り組みが行なわれるべきかを、国内外の事例と共にお話いただきました。

関根千佳様 プロフィール
九州大学法学部法律学科卒。日本IBMにSEとして入社。ソフトウェアの開発を通じて、アクセシビリティ・ユーザビリティの重要性に目覚める。日本IBMから独立し、株式会社ユーディット(情報のユニバーサルデザイン研究所)を設立。デザインの初期段階から多様なユーザーを参加させるIT機器などの開発や、企業 や行政のアクセシブルなWeb構築のコンサルティングを始め、 高齢過疎化の進む地域社会の活性化や、誰もが自分らしく生きられる社会の在り方の提言をおこなっている。内閣府(バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰選考委員会)委員、京都府、佐賀県、福岡市、神戸市などのユニバーサルデザイン専門委員も歴任。放送大学「情報社会のユニバーサルデザイン」の講師や、著書に『ユニバーサルデザインのちから』(生産性出版)、『「誰でも社会」へ~デジタル時代のユニバーサルデザイン~』(岩波書店)などがあり、ユニバーサルデザインの重要性を世の中に広く啓発している。

事例紹介 「IGUD視点によるデザイン改善プロトタイプ」

スピーカー:
株式会社チューブグラフィックス 代表取締役 木村博之様
株式会社DNPコミュニケーションデザイン IGUDプロジェクトチーム

IGUDプロジェクトチームが手掛けた、「シニアに伝わる」各種ツールを、改善前と後でのビフォーアフターでご紹介。木村様と共に、ツールの使用場面やターゲットを整理した上で、必要な情報や課題を解決するIGUDメソッドでの改善手法を、実際に制作したプロトタイプとともに解説させていただきました。

木村博之様 プロフィール
1986年チューブグラフィックス設立。日本におけるインフォグラフィックスの第一人者として国内外で活躍。1995年SND Malofiej Infographics Awardsで金賞受賞。本業のデザインワークのほか、デザインコンサルタントや、大学でも講師を務める。著書に「インフォグラフィックス―情報をデザインする視点と表現」(誠文堂新光社)、「システム企画・提案の図解術」(日経BP社)ほか。

「シニアに効く!IGUDソリューションのご紹介」

株式会社DNPコミュニケーションデザイン 東京第2企画本部 第1企画部 部長
松川雅一

IGUD×シニアのクリエイティブプロセス、IGUDでご支援可能なツールと採用事例についてご紹介させていただきました。超高齢社会の今、生活者に確実に情報が「伝わる」ための、DNP独自の企画制作ノウハウや、シニアへのコミュニケーション最適化のポイントについてもご紹介いたしました。

振り返り IGUDセミナー グラフィックレコーディング発表

セミナーの最後に、武蔵野美術大学造形構想研究科 久々江美都さんによるグラフィックレコーディングを基に、第5回IGUDセミナー内容の振り返りを実施いたしました。

DNPは、ますます進む超情報化社会・超高齢社会・多様性社会において、より多くの人々が、「利用可能」で「わかりやすい」製品・サービスの開発・普及に努め、ユニバーサル社会の実現に貢献いたします。

今後もIGUDメソッドなどを通じて、より良いデザインを推進し、社会の課題解決に努めて参りますので、是非お気軽にお問い合わせください。