カレンダー起点のコーポレートブランディング
電源開発株式会社様 〜J-POWER 2020年カレンダー制作、写真展示会〜
電源開発様は、「J-POWER」のコミュニケーションネームで知られる電力会社です。環境や社会貢献などに配慮したESG経営をアピールする、コーポレートブランディングを目的としたカレンダー制作と、その配布時期に合わせ同社ロビーで行う写真展示会のサポートを実施しました。
Background
カレンダー配布で終わらないタッチポイント創出
カレンダーにおいては、ビジュアルテーマの斬新さと、ステークホルダーに対して企業理念の理解促進と企業イメージ向上を図るコーポレートブランディングの両立を求められていました。
また、同社は普段接することの少ない一般生活者とのコミュニケーションの場として、毎年カレンダー配布に連動した自社ロビーでの写真展示会を開催しており(※)、2020年は写真展としての演出クオリティと、幅広いステークホルダーの来訪施策となるタッチポイント創出のご要望がありました。
※ 2021年はロビーでの開催は中止し、オンラインにて開催されました。
Solution
カレンダーを起点に幅広いステークホルダーにアプローチ
各種コーポレートコミュニケーションの中で、カレンダーは他のツールにはない独自の機能と役割を備えています。主に贈答品として配布されるカレンダーは、生活やビジネスのシーンで利用され、1年もの間、小さいスペースながらもそのフィジカル空間を独占し、ステークホルダーの目に触れます。
今回、電源開発様はカレンダーを手にした方々の生活やビジネス空間を彩る美しい写真をベースに展開。発行年の2020年を「光り輝く“幕開け”の年」と位置づけ、「光の交響詩」をメインテーマに、同社の電力施設がある国内の美しい風景をビジュアル化しました。これは、企業理念である「人々の求めるエネルギーを不断に提供し、日本と世界の持続可能な発展に貢献する」の実現にあたり欠かすことができない“自然環境との調和”という企業姿勢にもつながっています。
写真展示会の開催においては、カレンダーに採用された写真家の24作品を迫力のあるB1サイズにしてアルミフレームをほどこし、ライティングによって写真が浮かび上がる演出を実施。写真愛好家や一般生活者の方々など、社内外のステークホルダーに対して深い印象を与えることを目指しました。
展示会場への誘引にあたっては、写真雑誌への案内掲載や、各種フォトギャラリーなどに案内状を設置。一般生活者の目に触れる場所に案内を掲示することで、来訪施策としてだけじゃなく、コーポレートブランディング効果も期待しました。
また、来場の際にアンケート回答をしてくださった方には、制作したカレンダーをプレゼントし、顧客だけでない幅広いステークホルダーの方々に対しても通年使用によるブランド浸透を目指しました。
Result
カレンダーはビジュアルのクオリティおよびテーマ訴求力において高い評価をいただき、写真展示会においては来訪施策の効果もあり、一般生活者も含む多くの方々に来訪いただくことができました。会場でのアンケート結果も大変好評で、電源開発様のお客さまはもちろんのこと、幅広いステークホルダーに対するコーポレートブランディングとしても、ブランド価値向上に貢献できました。
- 2022年1月時点の情報です。