お客さまと従業員への「感謝と還元」を50周年プロジェクトを通じて体現
株式会社大創産業様 〜創業50周年プロジェクト(記念誌・記念サイト・記念イベント・SNS)〜
「ダイソー」は、100円ショップ業界を牽引する存在で、生活必需品やユニークな新商品など、国内外の多くの生活者に愛されています。そんな「ダイソー」の母体である大創産業様は、2022年に創業50周年を迎えました。
この周年イヤーに、お客さまの認知拡大と社内パーパスの醸成を目指すべく「感謝と還元」をテーマに、さまざまな企画を立案。1年間を通じて特設サイトや各種SNSでも発信。普段「ダイソー」を利用されるお客さまはもちろん、「ダイソー」を支える従業員の方々にも思い出に残る周年企画を実施しました。
Background
限られた人的リソースの中、周年プロジェクトをどのように成功させるか
大創産業様では、50周年プロジェクトを通して次の2点を実現することが課題でした。
- 「ダイソー」をもっと広くお客さまに知っていただくこと
- 従業員が自社の存在価値を心から感じ、モチベーションの向上につなげること
また、「ダイソー」は、国内はもとより、海外にも幅広く出店されているグローバルブランドです。これらを支える従業員が日々こなす業務は多岐にわたり、その中で50周年プロジェクトを推進しどう成功させるか、少し不安な気持ちも持たれていました。
1年間を通じて、テーマである「感謝と還元」が達成できるプロジェクトの円滑な進め方や実行力が、私たちに対して求められた課題でした。
Solution
お客さまと社員を巻き込み、連帯感・一体感を醸成するプロジェクトマネジメント
企業イメージの浸透と従業員のエンゲージメント向上を目指し、店舗×Webサイト×SNS活用による新たな体験価値の創出(CX向上)をご提案。また、これらを実現するために大創産業様と1年間伴走し、プロジェクトをリードしました。
50周年プロジェクトを1年間推進していくために、大創産業様ではさまざまな部署やエリアから選抜されたメンバーによる「50周年プロジェクトチーム」を編成。毎週1回行われる定例会には私たちも参加し、会議全体のファシリテーションを担いました。
周年プロジェクトチームは15の分科会(=15の企画)で構成され、これらの企画をより多くの方に発信していくために、私たちは50周年特設サイトやSNSアカウントの開設をご提案しました。
「ダイソー」の50周年企画を絶え間なくお客さまに発信し、知っていただくために、52週にわたり毎週更新する運用型の自社メディアとして構築。年間スケジュール管理やクリエイティブ制作、運用代行、月次レポート分析・報告・改善までをトータルで支援しました。
また企画コンテンツの一部もご提案。お客さまや従業員の参加型企画として商品の売り上げ拡大を目指した「商品総選挙」や、コーポレートブランディングを目的とした「DIYフォトコンテスト」を採用いただきました。
Result
1年間を通じて周年企画を発信し続けることで、特設サイトでは約500万のPV、Instagramアカウントでは2万を超えるフォロワーをそれぞれ獲得することができました。
また「ダイソー」として初めてのお客さま参加型企画である「ダイソー商品総選挙」をゼロから構築して実施し、事前に大創産業様と取り決めた目標KPIである投票数15万票(※集計期間:2022年11月1日~12月28日)を達成。LINE公式アカウントの友だち数も期間中に10万人を超える増加となり、大変満足いただきました。
このように、50周年プロジェクトを通じてお客さまに向けた発信(=アウタープロモーション)による新たな「ダイソー」ファンの獲得ができたとともに、従業員の皆さまが50周年プロジェクトを通じて一体感や帰属意識を感じていただくことができ(=インナーブランディング) 、「感謝と還元」というテーマを体現することできました。
50周年プロジェクトを通して、大創産業様の次の10年に向けたエンジンとなるような取組みをご支援できたと考えています。
- 2023年5月時点の情報です。