多様性理解勉強会 第11回「お花と障害者雇用」

講師

一般社団法人 アプローズ 代表理事
光枝茉莉子様

プロフィール:東京都庁の福祉保健局に勤務(福祉施設等の監査部署で働く)、その後障害者施策の部署などへの異動を経た後、独立を考える。
東京都福祉保健局で8年間勤務し、日本の福祉を行政の視点で見てきた経験を生かし、特に障害者施策や福祉施設を担当していた経験をきっかけに、アプローズを設立。
「障害のある方が地域で暮らし、働き、自らの夢をかなえることを支援するため、法人自らも絶えず創造、挑戦し、ともに成長し続ける」ことを理念に掲げ、これまでにない新しい福祉の形を目指している。

障害のある方が実際に作った
フラワーアレンジメントを紹介する光枝様
光枝様(写真中央左側)とDNPのメンバー

テーマ

花を通じたウェルフェアトレードと
障害者雇用の可能性について

  • ウェルフェアトレードとは
    「Welfare=社会福祉」と「Fair Trade=公正な取引」を掛け合わせた造語で、社会的弱者と呼ばれる人たちがつくる国内の製品やサービスを、適正な価格で購入・利用することによって、当事者の人たちが、働く喜びと生きがいを持ち、自立できることを支援する仕組みです。

対談内容

  • アプローズ組織概要
    • 施設紹介
    • 活動内容
  • 障害者雇用をめぐる現状と課題
    • 事業所で働く障害者の工賃水準の低さ
  • アプローズの目指していること
    • 花を通じたウェアフルトレードの提唱
    • 障害者の自立支援と工賃アップ
  • 株式会社アンフィニテのご紹介
  • アプローズとアンフィニテの支援の流れと目的

受講者感想

一番の驚きはB型事業者の平均賃金は時給換算187円で、月に14,838円しか支払われていないということでした。それ以外にも存在する、障害者と企業、お互いの雇用に対する課題に対して、一つの答えを出してくれるのがアプローズとアンフィニテのグループではないかと感じました。
障害者雇用の可能性について、「お花」を通じた素敵な角度からのアプローチについて、とても興味深く聴かせていただくことができました。

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