多様性理解勉強会 第14回「Co-Co Life☆女子部」
講師
NPO法人 施無畏(せむい)
「Co-Co Life☆女子部」編集部 守山菜穂子様
プロフィール:千葉県 出身 多摩美術大学 美術学部 グラフィックデザイン学科卒業(広告デザイン専攻)。読売広告社の営業職を経て、2000年に小学館に入社。ファッション誌や情報誌など主要雑誌の広告担当を歴任。
2013年(在職中)より、ボランティアで「Co-Co Life☆女子部」の編集に携わる。2014年小学館を退職し、独立起業。現在、株式会社ミント・ブランディング 代表取締役/ブランドコンサルタントとして企業ブランディングや、パーソナルブランディングに関するコンサルティング、研修講師、セミナー講師を務める。(詳細は naoko-moriyama.com)
現在まで、200名以上の障がい当事者と、その家族を撮影・取材。また300名以上の医療・福祉関係者、障がい者雇用関係者、企業、官公庁、福祉機器開発・販売社などを取材。
代表的な担当企画に、三菱地所、ヤマハ発動機とのタイアップ企画、NHK・千葉市 主催の障がい者ファッションショーのプロデュース、一般社団法人日本ショッピングセンター協会「ユニバーサルデザインセミナー」など。
テーマ
障がい・難病の女性のためのフリーペーパー「Co-Co Life☆女子部」と
こころのユニバーサルデザイン
- [Co-Co Life☆女子部]とは
国内最大級の、障がい者や難病の女性のためのフリーペーパー&コミュニティ。当事者である障がい者が制作・運営行うことで、障がいを持つ読者に寄り添い共感を生み、ポジティブに行動を起こすためのきっかけやアイデアを生みます。
編集、プロデュース、営業、ウェブ、運営統括などは各分野のプロフェッショナルがボランティアで支援しており、クオリティとスピード感を担保。年4回発行のフリーペーパーでは障がい・難病女性ならではの視点による、オシャレ・恋愛・グルメ情報やコラムなどのコンテンツ発信を行っています。
講演内容
- はじめのワーク
- 勉強会参加の目的の整理、講座終了後の自分を見つめる
- 媒体概要ー「Co-Co Life☆女子部」とは
- 「障がい・難病女性のためのフリーペーパー」とは
- 企業コラボ、製品開発実績紹介
- 障がい者当事者に聞く!ユニバーサルデザインの実情
- なぜユニバーサルデザインに取り組むべきなのか?
- Co-Co Life☆女子部所属タレントによるクロストーク
- 気づきのワーク
- 勉強会参加後から自分にできることとは
受講者感想
「こころのバリアフリー、ユニバーサルデザイン」という言葉が一番印象に残りました。設備などのハード面でのバリアフリーも、もちろん今後推進されるべきことですが、ハード任せにせず、誰かの抱える困りごとに共感し共に障壁を乗り越えていく社会を目指して、今日から私も行動していこうと思いました。
また、クロストークではたくさんの発見を得られ、大変参考になりました。
突然車いすの生活を余儀なくされたり、視界が常に限られていたとしたら、私なら不安になると思うのですが、登壇されたタレントのお二人が明るく、ときに様々な工夫をしながら日々過ごされていることがよくわかり、とても心を打たれました。東京五輪開催を機に、バリアフリー、ユニバーサルデザインが「特別扱い」ではなく「平等であるための当然の前提」として広く認識される日が早く訪れるといいなと思いました。