多様性理解勉強会 第18回「サラリーマン半世紀」
講師
築地朝塾塾長 / 前BS-TBS会長
平本和生 様
プロフィール:
1969年早稲田大学政治経済学部卒業、東京放送に入社。テレビ本部報道局テレビニュース部、政治部を経て、84年に外信部ワシントン特派員。88年10月~90年3月まで「JNNニュースコープ」のメインキャスターを務める。その後、政治部長、報道局長、TBSビジョン社長、TBS常務・専務を歴任。2009年から14年6月までTBSホールディングス取締役兼BS-TBS社長を務めた。2015年より「日本を支える若い人を育てる」という理念の下、塾長として「築地朝塾」を立ち上げる。各界で道を究めた著名人による講演の場を設け、多様な分野と聴講者の出会い・交流の創出に尽力している。詳しくはこちら→築地朝塾
テーマ
サラリーマン半世紀~転がる石に苔は生えない~
講演内容
- 人の縁を大切にする
- 「邂逅」という言葉
- 自身のメンターの存在を通してすべてのご縁を振り返る
- 今生で生まれた恩をどう返すか
- ジャーナリスト人生における出会い
- 田中角栄番の経験から得た信頼の積み重ね方
- 野中広務氏との心の交流
- ワシントン赴任中に受けた日本へ対する賛辞
- 小さなユートピアであぐらをかかない
- 多様性に根差した「転がる石」であり続けるために
- 大人とは自分の時間を人の為に使うこと
- 「ですよね」と主語を使わない議論をやってみる
- 30日でやることを7日で、7日でやることを1日で
- 呼吸するように情報を取り続ける
受講者感想
平本さんが常に「邂逅」を大切にされていると仰っていたことが大変印象的です。恥ずかしながら、今日初めて「人との偶然の巡り合い」を意味する「邂逅」という言葉と出会いましたが、講演を伺う中で自分の社会人生活を振り返りつつ、これまで私自身が得てきた「邂逅」の素晴らしさ、尊さに感じ入ることができました。
「邂逅」という言葉に象徴されていたように、平本さんのお話はサラリーマン人生の中でご縁を持てた方々との交流と、そこから生まれた金言に溢れていました。講演は1時間半と短い時間でしたが、社会の大きなうねりと共に、ジャーナリスト、政治家、作家…と、多様な視点から人の世を読み解くことのできた、大変有意義な時間でした。