多様性理解勉強会 第21回「レンタルなんもしない人」
ゲスト
「レンタルなんもしない人」こと
森本祥司 様
プロフィール:
1983年生まれ。大阪大学大学院理学研究科宇宙地球科学専攻修了。出版社勤務を経てフリーランスのライターに。現在は「レンタルなんもしない人」の活動に携わる。著作に『レンタルなんもしない人のなんもしなかった話』(晶文社)、『<レンタルなんもしない人>というサービスをはじめます。ースペックゼロでお金と仕事と人間関係をめぐって考えたこと』(河出書房新社)。
テーマ
「レンタルなんもしない人」という存在
― 人の存在価値について考える ―
講演内容
今回は、ゲストご本人が「なんもしない」ことを生業とされているため、
弊社社員を中心とした、「レンタルなにもしない人」に対する考察に基づく
トークセッションを実施しました。
- 「レンタルなんもしない人」のご紹介
- 弊社社員による「レンタルさん」考察発表・トークセッション
-テーマ①【役割期待】(小島)
-テーマ②【哲学】(酒匂)
-テーマ③【未来】(松川)
受講者感想
●「レンタルさん」は社会ではどんな存在だと思いますか?
- 「なんにもしない」をすることでアイデンティティを示す人。
- ツイッター(SNS)が根付いたからこそ生まれたもの、だれでも安心して利用できる、何の関係もない人。
- 現代のうったえ仏。
- にぎやかし、オブジェ、小道具、インテリア、銅像、癒しグッズ。
- なにもしないという吸引力で、他者のいろいろな事を集めてしまう人。
●今日学んだことは?
- レンタルさんを使う側にレンタルさんの「役割」を発想する力が必要。
- 物事の切り口は自分で思う通りに好きに見る。「なにもしない」ことにも価値がある。
- 何もしないということは、何でも受け入れやすいともいえる。相談されやすい等の人には通じやすいところがあると感じた。
- いろいろな評価の仕方、生き方があるのだと思った。
●ゲストへメッセージ
- 特段の理由もなくはじめられたとのことですが、やってみようと判断されたことに脱帽です。
- これからも、なにもしないでいてください。