多様性理解勉強会 第31回「音の『ない世界』と『ある世界』」

講師

認定NPO法人Silent Voice(サイレントボイス)
事務局長
井戸上 勝一 様

1996年生まれ奈良県出身。ろう者の母と盲ろう者の父の元で育ったコーダ(※)。新卒で株式会社LITALICOに入社した後、2020年にSilent Voiceに中途入社。オンライン教育事業の責任者を中心に新規事業開発に従事する。

  • 注釈コーダは「Children of Deaf Adults」の略で、聴覚に障害のある親を一人以上持つ健聴の子どもを指します。両親ともに、またはどちらか一方の親がろう者・難聴者であっても、聞こえる子どもはコーダと呼ばれます。
井戸上 勝一 様
講演スライド(一部)

テーマ

コミュニケーションの壁を価値に変える ろう難聴児/者の社会課題と共生への対話

講演内容

●原体験:音の「ない世界」と「ある世界」のバイリンガル
●社会課題:聴覚障害者への誤解や機会格差
●人の可能性:Silent Voiceの4つのアプローチ
●コミュニケーション:「100%伝わることはない」という希望

受講者感想

  • ろう者が抱える家の中と社会での常識の違いや、子どものろう者を支援する環境が足りていない現状の課題など、普段では知る機会が少ない内容ばかりでとても勉強になりました。
  • 自分はろう者ですが、同じろう者同士のコミュニケーションであっても、認識のずれに、うーんと思うときがあります。
    就労の段階ではなく、幼いころからの教育の段階から変えていかないと、ろう者に養われた「認識バイアス」を自覚させるのは難しいのだなと改めて実感いたしました。
  • 音のある世界だけが当たり前ではなく、音のない世界も当たり前であって、その社会の中を共生していくことで多様な視点から新しい価値などを生み出していけるのではと感じました。
  • 耳の聞こえない家族がいる環境と耳が聞こえる家族の環境の違い、特に音を立ててご飯を食べることの文化的な背景の違いはまさに正しさ、常識という概念を揺さぶる考え方だなと思いました。
  • 視覚=情報よりも聴覚=感情の方が人として生きる上で大切なのかなと考えさせられました。



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