第67回全国カタログ展においてDNPグループ作品が9件入賞
2026年01月09日
大日本印刷株式会社(DNP)と、グループ会社で企業の総合的なマーケティング施策を支援する株式会社DNPコミュニケーションデザイン(DCD)は、第67回全国カタログ展(主催:一般社団法人日本印刷産業連合会・産経新聞社)において、図録部門・カタログ部門の計2部門で9作品が受賞、うち4点の企画制作をDCDが手掛けました。
全国カタログ展について
全国カタログ展は、1957年(昭和32年)に「世界パンフレット展」を開いたのをきっかけに今回で第67回の開催となります。
カタログは、商品・製品・サービス等の周知やPRに欠かせない強力な媒体であり、表現技術は日々進化し、その一つ一つに多大な努力が払われています。本展はこうした優秀なカタログを顕彰し、広く公開することで、カタログという情報媒体の力や魅力を広く知っていただくとともに、発行会社や制作に関わった各社の認知度向上などにも寄与するものです。
今回DNPグループは、独自性の高いコンテンツと意匠性の高いデザイン、印刷の再現性などの強みを活かして、カタログ発行元である各企業の魅力を表現し、9作品の受賞を果たしました。
受賞作品のご紹介
【カタログ部門】
金賞・文部科学大臣賞
株式会社モリサワ様
モリサワと文字の100年(邦文写真植字機発明100周年記念出版)

「邦文写真植字機発明100周年」を記念して企画。紀元前に誕生して以来の文字の歴史(口絵)、写真植字機発明、そして現代のデジタルフォントへと、「社会における文字」の歴史をたどりながら、モリサワという企業の歴史をつづっています。造本装幀のコンセプトは、写植機発明の核となる光学的印字と一文字のスペース・正方形(判型も)です。光を黄色、四角を写植の単位0.25mmの倍数としてUV加工、ケースは中央の窓から未来へ光が貫くイメージを表現しています。本文はビジュアル中心の構成で興味を引くことに留意しています。
金賞・産経新聞社賞
公益財団法人DNP文化振興財団
Graphic Art & Design Annual 2024

DNP文化振興財団の年間活動報告書です。表紙はグラフィックと音楽(音)をテーマに長年の活動の軌跡を波(波紋)で表現しています。
銀賞
パナソニック ホームズ株式会社様
実例集「Portrait」
オーナー様が抱く暮らしのビジョンを設計者が受け止め、多彩なデザインと機能美を両立させ描いた「設計」をアンサーとしてつづった建築実例集。新築からリフォーム、事業用建物など、さまざまな建物とそこに込められたストーリーを紹介しています。
銀賞
旭化成建材株式会社様
デュアルウォールカタログ

建築設計者向けの当該製品は、その製品特性上、訴求の仕方が難しいという課題がありました。課題に対して、表紙にはグロスニスとマットニスを交互に塗り、製品のイメージを表現、さらにロゴは銀箔(ぎんぱく)押しでインパクトを出しています。
実行委員会奨励賞
株式会社アデリー様
WITH SWEETS スイーツカタログ 2025-2026

異なるフレーバーの組み合わせが生み出す味覚のハーモニーを表現。お菓子の世界をまるでだまし絵のようにデザイン。商品企画力、ブランドの哲学、職人のこだわりを表現しています。
実行委員会奨励賞
株式会社アイコットリョーワ様
2025タイル総合カタログ

ミニマルを意識した企画制作と編集。従来のカタログから用紙を変更し、ライトな仕上がりをめざしました。業界では珍しいイラストと融合した表紙の表現・刷新したコンセプトページに注力しています
【図録部門】
金賞・日本印刷産業連合会会長賞
株式会社朝日新聞社様
ミロ展 Joan Miró. Poetry into Painting

ミロ作品に特徴的な赤、青、黄の3種の表紙に、初期、中期、晩年の代表作を組み合わせ、
作品の中で使用されたステンシル書体でデザインしています。しおりひもや手触りの異なる紙を使い、ミロの自由な創造性、挑戦、遊び心を感じてもらえる図録となっています。
銀賞・左合ひとみ賞
株式会社中日新聞社様
パウル・クレー展—創造をめぐる星座

西洋の作家の図録としては珍しい右開き、縦書きを採用。作家の人生を深く探求し、孤独な創造を詩的に表現しました。表紙に抜いた穴から映る光は、星座と創造の痕跡を象徴しています。
銀賞・日本製紙連合会賞
株式会社日本経済新聞社様
ヒルマ・アフ・クリント展

抽象画の先駆者ヒルマ・アフ・クリントの全貌を初めて日本語で紹介する美術展図録。大判サイズで余韻を楽しめるデザイン、マットな用紙で作品の質感を再現。帯の内側に代表的作品群「神殿のための絵画」193点の画像一覧を掲載し作家の思考を辿(たど)る足がかりとしました。
今後の展開
DNPグループでは、全国カタログ展での受賞を契機に、引き続き、紙メディアの価値を高めるための意匠設計とコンテンツ作りに取り組んでまいります。さらに、デジタルメディアとのハイブリッドな表現をめざし、多様な生活者により豊かで魅力的な情報と体験価値を提供してまいります。