ゾウの生態を楽しく学べるインタラクティブ映像コンテンツの制作

札幌市円山動物園に2019年3月12日オープンした新ゾウ舎に、ゾウの生態を楽しく学べる映像コンテンツ「ゾウさんのタッチシアター」を設置しました。短焦点プロジェクター2台と動作センサーを使用して、映像をタッチすることによるインタラクティブな操作性を実現しています。

「命をつなぎ未来を想い心を育む動物園」を基本理念に掲げる同園。今回のプロジェクトで求められていたのは、従来型の来園者が受動的に情報を得る展示ではなく、子どもたちがより楽しく能動的に情報に触れたくなる展示や仕掛けです。そこで当社は、生態を体感的に学んでいただく目的で、インタラクションを含めた体験を設計。札幌市立大学とも連携し、コンテンツの洗練化・最適化に着手しました。

テスト段階では子どもたちに実際に体験してもらいつつ、デザインシンキング手法により来園者の心を動かす体験とは何かを模索。最終的に、「水」「食」「糞」という人間との比較がしやすい3編構成を採用しました。多角的に学べるインタラクティブパートと映像パートによる演出を施すことで、ゾウの生態を楽しみながら学べる新しい「体験」を提供しています。

• 2022年1月時点の情報です。