フランス国立図書館のリニューアルプロジェクトで所蔵作品・歴史的空間を3Dデジタル化
大日本印刷
2024年11月05日
フランス国立図書館(Bibliothèque nationale de France:以下、BnF )は、同館の歴史的原点であるリシュリュー館を全館改修する「リシュリュー・ルネサンス・プロジェクト」を経て、2022年にリニューアルオープンしました。
リニューアルにともない、これまで研究者など一部の人に入場が制限されていた同館に新たなミュージアムを設置し、BnFの貴重なコレクションや資料などを広く公開。DNPはこのプロジェクトにアジアで唯一参画し、技術メセナパートナー企業として、BnFのコレクションや空間のデジタルおよび展示システム開発を担当しました。
これまで極めて困難とされてきた「光を反射する素材の作品」や「大空間の細部」の3Dデジタル化に対して、当社は、多方向から撮影した写真をコンピュータで解析し3D画像を生成するフォトグラメトリ手法を拡張。対応できる素材のバリエーションを増やすとともに、空間のような大型の対象物の3Dデジタル化も実現しました。
これにより、実物の鑑賞では難しい、あらゆる角度からの細部にわたる観察を可能にして、保存と公開の両立に貢献しました。
- 2022年4月時点の情報です。
クライアント | 大日本印刷 |
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プロジェクト管理 | 大日本印刷 Dai Nippon International SA |
プランニング | 大日本印刷 DNPコミュニケーションデザイン DNPアートコミュニケーションズ |
ディレクション・制作 | DNPコミュニケーションデザイン(3Dデータ制作、デジタルツール制作) DNPデジタルソリューションズ(デジタルツール開発) |