人と人をつなぐ
ディレクターだから
敬意が大切。
2015年入社文学研究科思想文化学専修卒
東京本社 M.Mさん
Profile
入社以来オフィス家具、業務用食器、花材、文房具など幅広い業界のBtoBのクライアントを担当。厚物カタログ(180ページ~1,000ページ超)の制作進行を主に行っている。ほかにもDM、会社案内、学校案内、Webサイト、取材動画など幅広いコンテンツを手掛ける。
- 学生時代はどんなことに取り組んでいましたか?
- 私は大学および大学院で芸術学を専攻し、学芸員資格を取得しました。大学院ではドイツのケルン大聖堂に関する論文を書くため、ケルンには4回訪れました。飛行機代をためるためにアルバイトにも明け暮れていました。
- なぜ、DNPコミュニケーションデザインを選びましたか?
- 読書が好きで、東京で働きたいという希望も持っていたことから、出版・広告業界を中心に就活をしていました。その中でもDNPコミュニケーションデザインは、幅広い業界や媒体に触れられる点に魅力を感じました。
- 職場の雰囲気を一言でいうと?
- さまざまな強み、来歴、趣味、特技を持つ方がいて、メンバーの個性・キャラクターの幅が広いと思います。
- DNPコミュニケーションデザインで働くことの魅力を教えてください。
- プロフェッショナルと仕事ができること。クライアントはもちろんその業界のプロですし、アートディレクター・ライター・カメラマン・スタイリストなど、さまざまなプロフェッショナルの方々と仕事ができ、刺激を受けられます。
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- 現在、どのような仕事・案件を担当されていますか?
- オフィス家具、業務用食器、花材、文房具などのBtoBカタログを年間で5冊ほど担当しています。企画・提案から実制作が終わるまでは1冊につき3~6カ月程かかっており、常にいくつかの案件が並行している状態です。最初にクライアントから制作方針を聞いて全体企画やフォーマットの提案を行い、ページ割を整理し、スケジュールを作成します。その後、クライアントから紙面に赤字を入れた原稿をもらい、制作会社で修正を行い、デザインカンプとして仕上げていきます。修正結果をチェックした後に提出。双方で隅々までチェックし、校了になったら印刷用のデータを作成します。クリエイティブで、誤りのない確かな品質のカタログ作りを心がけています。
ある1日のスケジュール
- 9:30
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出社
メールチェックおよびその日のやることリスト作成。
- 11:00
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オンライン会議
メンバー全員が集まり、案件の進め方や日程感の認識が合っているかなどを30分でサクッと確認。短時間でもこの確認が大事。
- 13:00
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ワークショップ
新規案件のアイデア出し。休憩を取りながらブレストと共有を繰り返す。
- 16:00
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クライアント訪問
直近に手掛けた案件の振り返りを行い、今後の改善策を協議。
- 18:00
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資料作成
新規案件のスケジュールや確認事項をまとめた資料を作成。課長へ提出し、確認依頼。
- 19:00
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退勤
今日の打ち合わせ内容をまとめてクライアントへ送付。メールチェックや明日の要対応リストを作成して帰宅。
ある1週間の仕事の流れ
- 月曜日
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午前中は出社して社内会議。午後はテレワークで新規クライアントの情報収集。
- 火曜日
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制作会社を訪問し、デザイナーと会議。その場で制作中のデザインを見て意見交換。
- 水曜日
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終日テレワークでカタログの台割(※)やスケジュール、デザインのプレゼンテーション資料を作成。
- 木曜日
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クライアントからカタログの赤字(修正指示)を受領。内容を見て疑問点をメールにまとめ、クライアントへ確認を依頼。
- 金曜日
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クライアントを訪問し、デザインの提出とプレゼンテーション。その場で受けた意見は、帰社後にデザイナーに電話で共有。
- ※台割とは
冊子や本などのページの内容や配置を決定し、用紙の折り方やとじ方を計画すること。
- これまで携わってきた中で、一番印象に残っている仕事について教えてください。
- 何十年も印刷・発行してきた1,000ページ超えのカタログの発行をやめ、Webカタログに切り替えるプロジェクトです。2年間かけてデータベースの構築と、データベースと連携したWebカタログの作成までを担当しました。それまではプリントメディアの業務が多かったためわからないことばかりでしたが、社内・社外のメンバーとともに奮闘した濃い時間でした。プリント/Webのように媒体が違っていても、カタログはデータベースであり、その情報をきちんと整理してわかりやすく見せることが、クライアントの販促活動の根幹であると、この仕事を通じて実感しました。
- 仕事をする上であなたが大事にしていることを教えてください。
- ディレクターは人と人をつないで案件を進めるので、コミュニケーションがとても大切です。あいさつなどの礼儀や話し方、作成資料がわかりやすいかどうかなど、常に相手に敬意と配慮をもって接することを心がけています。
- DNPコミュニケーションデザインはどのような企業でありたいですか。
- 世の中への新たな価値提供をめざして進化しつづける企業。クライアントや周りのスタッフと常にひとつのチームとして走りながら、クライアントの課題解決を通して、新たな価値を実現していきたいです。
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- 身の回りにあるクリエイティブに助けられた経験はありますか?
- アンドレアス・グルスキーの写真が好きです。札幌に住んでいた2013年、東京まで展覧会に行って、初めて実物を見たときの吸い込まれる感じは忘れられません。
- 仕事がつらいとき、どうやって乗り越えていますか?
- 仕事内容に困っているのであれば、自分が何に困っているのかを書き出して、まずは言語化してみます。その後は周りの信頼できる人に「私はいまこういうことに困っているんだ」と助けを求めます。それの繰り返しだと思います。仕事自体がつらいときは、すぐ上司に相談するのと同時に、意識して隙間時間に部屋の掃除や整理整頓をして、つらい状況にも関わらず掃除をしている自分の素晴らしさを自分で褒めてあげます。
- 今後の夢やこれから手掛けてみたい仕事について教えてください。
- 媒体に関わらず、情報の整理と、その魅力的な見せ方を追求できるディレクターとして成長していきたいです。また、カタログのWeb化プロジェクトを通してデータベースの面白さと難しさに触れたので、データベースの知識をもっとつけたい!と思い、自主的に資格試験を受けています。
オフの過ごし方
オフショット
海が好きなので、ときどき離島に行ったりしています。
My favorite
かわいい瓶のお酒を取り寄せて味わうのが好きです。