岩田地崎建設様は、2022年に創業100周年を迎えた北海道内最大手の建設会社です。100周年記念事業の展開にあたり、コンセプトや事業計画の策定から、周年ロゴ・キャッチコピーや記念映像、年史・記念誌の制作、および未来を担う子どもたちに向けた絵画コンテストの開催、作品展示会の運営を支援しました。
Backgroundすべての皆さまへ感謝の気持ちを伝え、ともに未来を創っていきたい
創業100周年にあたり、従業員を含め、これまで支えてくださったすべての皆さまに感謝の気持ちを伝えたいという想いとともに、これからも社員一丸となって、次の100年の歩みに向けたミッションでもある「安心で豊かな社会環境づくりに貢献する」という強い意志をお持ちでしたが、一方で、この感謝の想いと理念を、100周年記念事業を通じてどのように社内・社外へ伝えていけばよいか。100周年記念事業を通じたコミュニケーションデザインが課題となっていました。
Solutionつたわる、をデザインする
周年記念事業のご支援にあたり私たちは、実行委員会や経営層の皆さまとの定例会議やお打ち合わせを通して、創業から今日まで大切に引き継がれてきた岩田地崎建設様の企業理念や社風、そして地域社会との絆について学ぶことからスタート。
同じ目線に立ち一緒に考えながら、想いのこもった周年記念事業一つひとつを丁寧にデザインしていきました。
年史・記念誌制作
資料収集、整理から年史制作まで、一貫してサポート。
建設業として北海道の成長と発展に深く携わってきた歴史を後世に残していくための正史「岩田地崎建設百年史」と、そのダイジェスト版として、主にお客さまと社員に向けて広く配布する「岩田地崎建設100周年記念誌」を制作。会社の歴史と施工事例を軸に構成し、どちらも「誰もが気軽に手に取りやすく読みやすい年史」を目指しました。
記念映像
インナー（社内）とアウター（社外）の双方を意識した事業として、100年の歩みとともに受け継がれてきた、スピリットや技術力、社会的責任を明確化し、未来に向けて決意を新たにする記念映像を制作し、創業100周年記念サイトで公開しました。
記念イベント
「安心で豊かな社会環境づくりに貢献する」をミッションに掲げる企業として、将来の日本を担う子どもたちに、未来を想像し自ら切り開いていく力を養ってほしい、建設業への興味や親近感を感じてもらい、将来の日本の建設業を担ってくれる子どもたちを一人でも増やしていきたい、という想いを込めて、全国の小学生を対象に、「未来のまち」を考える機会を提供する絵画コンテストの企画制作・運営事務局、ならびに作品発表展示会・表彰式の開催を支援しました。
ステークホルダーへ創業から100 年を経た感謝の気持ちを伝えるとともに、その気持ちを地域社会、そして未来へ還元していくという岩田地崎建設の意志を表現。
お気軽に読んでいただけるよう、どちらもオールカラーとし、文字の大きさやレイアウトに配慮。
また表現もできるだけ平易な文章を心がけました。
100年の歩みと共に受け継がれてきた、スピリットや技術力、社会的責任を明確化し、未来に向けて決意を新たにする記念映像を制作しました。
全国の小学生を対象に、「未来のまち」を考える機会を提供する絵画コンテストを実施。
後日、札幌駅前通地下歩行空間（チ・カ・ホ）にて作品発表展示会を開催し、応募いただいた全作品の展示、受賞者への表彰式を実施しました。
Result
絵画コンテストの開催では、普段は直接接点のない一般生活者、かつ小学生をターゲットとした初めてのイベントで苦慮した点も多くありましたが、想定を大きく上回る639点もの応募があり、またその後の作品展示イベントには、2日間の開催で約1,800人の方々にご来場いただき、多くの交流が生まれる場となりました。
また、記念誌・年史をお渡ししたお得意先様などから「とても読みやすく、会社のことがよくわかる」という声をいただいたり、社内でも映像や記念誌をきっかけに会話が広がりました、と評価いただきました。
岩田地崎建設様の想いと理念が伝わるコミュニケーションをデザインすることにより、記念事業を通じたアウター・インナーブランディングに貢献しました。
